ベースパック
ベースパック柱脚工法は、露出型式の柱脚工法です。非常に高い固定度を有しています。 主要部材であるアンカーボルトを添プレート、アンカーフレーム等で所定の位置に設置し、配筋・型 枠・コンクリート打設を経て、鉄骨建方の後、ベースプレート下面にベースパックグラウト(高強度 無収縮モルタル)を注入座金を介して注入することにより、ベースプレートと基礎コンクリートとを 密着・固定させる工法です。阪神大震災の震度7地域にあった、ベースパック物件293件の柱脚に異常がありませんでした。
ベースパックの4つの特徴
- 鉄骨造本来の特徴である耐震性を損なわないように保有体力接合を満たし、伸び能力のあるアンカーボルトと溶接性に優れたベースプレートを用い粘り強く建物の倒壊を防ぎます。
- 基礎根切り深さを浅く設定でき、掘削・山留め・残土処理費用等の経費が大幅に軽減でき、基礎工事と乾式工事が完全ぬ分離されており、仮設工事などを低減させ工期を大幅に短縮により、トータルコストの削減にお役立ちします。
- ベースパックの施工やその管理は、ベースパック施工技術委員会の指導のもとに認定した有資格者によって行われます。また全ての現場においてベースパックチェックシートによる施工の確認を行いますので、高品質の施工が供給できます。
- 柱サイズや鋼種ごとに柱脚部であるベースパックの仕様が決まっている為、改めて柱脚を設計する必要はなく、柱脚部の検討が容易です。
ベースパックの主な用途
- 住宅(戸建、集合住宅)
- 事務所ビル
- 店舗(シッピングセンター、レストラン)
- 学校校舎・体育館
- 病院(診療所、介護施設)
- 工場・倉庫
- 農業施設・道路施設・空港施設 等